芽がはえ出て実を結ぶと、同時に毒麦もあらわれてきた。
これが成長して、たけ低く、はびこるぶどうの木となり、枝はわしに向かい、根はわしの下にあり、こうしてついにぶどうの木となり、枝を伸ばし、葉を出した。
人々が眠っている間に敵がきて、麦の中に毒麦をまいて立ち去った。
僕たちがきて、家の主人に言った、『ご主人様、畑におまきになったのは、良い種ではありませんでしたか。どうして毒麦がはえてきたのですか』。